十四朗亭の出納帳

アニメの感想、ゲームホビーの感想など 作品のジャンルにこだわらず書いていく予定です,SSとか書いてます

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十四朗

Author:十四朗
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二人一緒で一心同体

最近凄い短いギャグ書くのが好き。
気分転換とふざけたい時にはちょいどいいです。

ちょっと深夜テンションで会話してて出たネタと絵です。

『二人一緒で一心同体』


アリス、霖之助 ※ギャグ




「今更不安になってきたわ……正直に言えば怖い」

宴会の喧騒から少し離れた博麗神社の境内裏。
そこで一組の影が向かい合い、何かを話していた。

片方の影は金髪の女性、アリス・マーガトロイド。
もう片方の影は銀髪の男性、森近霖之助。

宴会場から漏れた明かりが、ぼんやりと二人を照らし、
この寒空の下に浮かびあげる。

アリスは彼の金色の瞳を、いや正確にはそのもっと奥を見つめ、
彼の中にある優しさに頼ろうとする。

霖之助もそれを分かってか、彼女に対して諭すように口を開いた。

「自信を持てばいい。確かに今日の出し物は君の土俵じゃない。勿論僕の土俵でもない。
 言うなれば僕達は右も左も分からない見知らぬ土地に放りまれたようなものだ。
 だがねアリス。それは僕達だけじゃない、僕達以外の皆も同じなんだ。
 皆が皆、自分達の専門分野と違う土俵へ放り込まれている」

「でも……失敗したら」

「アリス」

胸の前で両手を重ねて、俯いているアリスの肩に、霖之助の掌が置かれた。
アリスのそれよりも大きく、厚い。
節榑が多く、やや筋張った掌だが、何故かそれが堪らなく安心する。

自身のほっそりとしていて、何も繋ぎ止めていられないような指や腕とは違う。
きっとそれは大切な物を繋ぎ止めて、そして守る為にあるのだろう。

「失敗だとか成功だとかそんなのはいいじゃないか。
 所詮は宴会芸だ。失敗しても成功しても、それで場を沸かせることが出来ればそれでいいんだ」

「分かっているわよ、何度も話してくれた事だし。
 自分でも何度も繰り返した言葉だから」

「完璧主義は辛いかい?」

やや皮肉を込めて霖之助がそう言った。

「酷いわ、励ましてくれるんじゃなかったの?」

「皮肉、と言うか冗談でも交えて君にリラックスしてもらおうと思ってね。
 思い立ったのは数秒前だけど、もうその事を後悔している」

「アナタは皮肉の加減が下手だから。私じゃなかったら怒っているわよ?」

「本当にその通りだ。君でよかったと思う」

だが彼の加減を間違えた皮肉にも効果はあったらしい、
そんなやり取りをしている内に自然とアリスの顔に笑がれていた。

魔理沙から宴会の話を一週間前に持ちかけられた時、
アリスは宴会の他にもう一つ話を持ち掛けられた。

何でも魔理沙曰く今回の宴会では「隠し芸大会」と言う物を行うらしい。
要するに一人一つ出し物を考えておけと言うものだった。

それならば別に問題ない。
出し物ならば人形劇をすれば事足りる。

そう考えアリスは二つ返事で了承すると、
次に意地悪そうな表情をした魔理沙からこんな事を告げられた。

「勿論隠し芸って言うぐらいだ。ちゃんと皆の知らない芸があるんだろうな?」

その言葉にアリスはよく意味が飲み込めず「どういう意味?」と怪訝な表情で聞き返した。

魔理沙は丁寧に、だが必死に笑いを堪えながらアリスに説明をしてくれた。
簡単に言うなら第三者に能力、もしくは特技として知られている芸はダメだと言う事らしい。

これを聞いてアリスは慌てて宴会にでる事を断ろうとしたが、
それを言おうとした瞬間に、魔理沙はアリスの視界から消えていた。
とんでもなく早い逃げ足だ。

困った事にアリスに、人形や魔法以外の特技は存在しない。
一応料理を初めとする家事全般は得意だが、そんな物は芸になりそうにない。

今まで魔法の研究にしがみついて生きてきたしっぺ返しを食らったみたいだ。

考えに考え抜いて、それでも答えが出ないと悟った時、
アリスの足は自然と香霖堂へと運ばれていた。

何故かはよく覚えていない。
ただアリスの体はそうしてその場所を選び、
彼もまた、突然相談を持ち掛けたアリスの話を聞いた。

親身に接してくれる彼の態度がとても暖かく、
幻想郷で生活を初めてからそうした態度に接する機会がなかったので、
何故か新鮮に感じられた。

とにかく、彼の意見と協力を経て、出し物は決定した。
二人で行う、お互い息が合っていなければ決して成功しない大変な出し物。

文字通りそれは「一心同体」の状態が求められる。

残された時間は僅かだったが、
それでもその少ない時間を使い、互いの動きを一つにする練習を重ねた。

何度も失敗して、何度も言い争って、でも成功すれば笑い合って、褒め合って。
二人の距離を縮めながら、心を重ねて、体を重ねて。

そして二人は今ここにいる。

不意に霖之助のもう片方の腕をアリスが手に取った。
そして自分の頭ぐらいの高さまで持ち上げると、
霖之助の指に自分の指を絡めて、優しく握った。

「私ね、今まで貴方に言っていないのだけれど。
 貴方のこの手が好き。大きくて、ゴツゴツしていて、そして温かいの」

「急に何を言うのかと思えば。
 ただの男の手じゃないか」

「ううん、違うわ。アナタの手よ。世界に二つしか無い、アナタの手
 長く使い込まれていて、色々な事が出来るけど、
 特に人を安心させるのがとっても上手な手なの」

「今こうしているみたいに?」

「今こうしているみたいに」

その言葉を言い終えて、ようやくアリスは自分の胸の内から緊張の重荷が降りたのを悟った。
やっぱり彼の手は素晴らしい。

向こうの方で大きな完成と、拍手が上がる。
そろそろ自分達の番だろう。

最後にアリスは霖之助と無言で見つめ合うと、
彼の手を引いて宴会会場へと向かった。

きっと上手くやれる。彼の手を信じよう。
そうすれば成功する必ず成功する。

二人の「二人羽織」は。


















二人羽織かいてて飽きた


成功しませんでした。

Comment

あ・・・ありのまま 今 起こったことを話すぜ!
「ギャグだと思ったら微糖のアリ霖ssだった」
な・・・何を言っているのわからn(ry

さすが十四郎さんwww
  • by:
  •  | 2010/06/27/23:11:46
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#No title
間違いなく観客の目は笑ってないな
  • by:猟奇王
  •  | 2010/06/28/00:57:56
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#No title
二人とも普段は器用なくせに共同作業になると四苦八苦しちゃうっていうね。
いやぁ、微笑ましくて良い宴会芸でした。

さて、やきもちの弾幕合戦が始まる前に退散しますか。
  • by:鳥威
  •  | 2010/06/28/05:47:13
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#No title
観客席がパルパルしてそうだw
  • by:pore
  •  | 2010/07/06/22:40:23
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