十四朗亭の出納帳

アニメの感想、ゲームホビーの感想など 作品のジャンルにこだわらず書いていく予定です,SSとか書いてます

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十四朗

Author:十四朗
(じゅうしろう)と読みます
ロボとか好き東方も好き
趣味の守備範囲は日々拡大中
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わがままなゆかり

一回でいいから『作者は病気』って言われてみたい。
あとロリィ紫様が可愛すぎて仕方ないで書いてみた。

前書きでも注意書きってあんまりした事ないし、
好きじゃないんですけど、今回だけは注意を貼っておこうかと。

・ゆかりんである
・てかゆかりちゃんである
・細い事は気にしない。

以上! 

でも書いてて楽しかった……


『わがままなゆかり』


霖之助、ゆかりちゃん





「ねぇねぇ、おじ様おじ様」

「何だい紫?」

「むー! ゆかりちゃん! ちゃん付けてくれないとやだ!」

「……何だい紫ちゃん」

「おじ様のお店はいっぱいいっぱい素敵なものがあるのね!
ゆかりの宝箱にもたくさん素敵なものが有るけれど、ここはもっとすごいのね!」

「それはどうも。そう言ってもらえると道具屋としても嬉しい」

いつの間にか紫は霖之助の膝の上へ座っていた。
シルクよりもきめ細かな肌に、宝石よりも大きく、そしてキラキラと輝く瞳。
頬の辺りがほんのり赤くて、体の方からはベビーパウダーの甘い匂いがした。

霖之助の膝の上で足をばたつかせ、興味を惹かれる面白いものを探しているようだ。
大きな瞳は先程から店の中を行ったり来たりして、落ち着きが無い。

それでもこの店にき来てからの彼女を思えば、まだ落ち着いている方だ。
藍がこの子を連れてきたばかりの頃は店中走り回られて厄介極まりなかった。

おまけにこの元気っ子を夕方まで預かってくれとの事だ。
管理者は無理をおっしゃる。

既に昼前だと言うのにもう霖之助はくたくただ。
このままでは持たない、精神力も体力も。

なのでここは子供を手っ取り早く大人しくさせる手段、食べ物に訴える事にした。
満腹になったところで、昼寝でもさせれば午後は楽だろう。

どうもこの子が元気だと安心して本も読めない。

「なぁ、紫……ちゃん」

「なぁにおじ様」

「お腹が空かないかい? そろそろお昼だと思うのだけれど」

「そう言えば……ゆかりお腹が減ってきたかも」

「お昼食べるかい?」

「うん! 食べる!」

ぱぁ、と笑顔で頷く彼女を見ていると何だか邪な考えをしている自分に罪悪感を覚える。
だかそんな彼女の眩しい笑顔から目を背け、霖之助は口を開いた。

「うどんは好きかい?」

「大好き。おあげさんが入ったおうどんさんが好きなの」

「そうか、それは良かった。今日のお昼は君の好きなきつねうどんだからね」

「やったぁ! おじ様だいすき!」

立ち上がろうとした霖之助の首元に紫の手が回された。
身長差が大分有るので、既にぶら下がる格好だが、紫はお構いなしにはしゃぎ続ける。

ばたばたと動く度に 甘いベビーパウダーの匂いが香る。
その香りが甘くて柔らかくて、まるでお菓子の国にでも居るような気分にさせる。

降りてくれそうにないので、霖之助はそのまま紫を抱っこすると台所へと向かった。
台所へ着くと、今度こそ降りてくれと頼んだが、
紫は首を横に振るばかりで一向に降りてくれない。

仕方が無いので紫の体勢を肩車に変えると、紫を肩に乗せた状態で調理を始めた。

調理と言ってもなんて事はない。
出汁を作って、うどんを湯がき、具となるお揚げを甘く煮る。
後は薬味の葱を切っておくといいだろう。

霖之助は頭の中でやる事を纏めるとすぐに行動に移した。

昨夜の夕食もうどんだったので、うどんは昨日の残りを使う。
出汁も同様に、昨日の残りの材料を使って作る。

なので今回一番手間がかかるのは具材となるお揚げだ。
幸い油揚げは、紫を預かった時に、藍から「つまらない物ですが」と大量に貰っている。

せっかく貰ったのに、使わない手はない。
まず霖之助は半分に切った油揚げをさっと湯に通し、油を落とす。

次に小さな鍋を用意し、そこへ水、醤油、砂糖、みりん等を加えて一煮立ちさせると、
そこへ先程油を落とした油揚げを加えて煮汁が三分の一程度になるまで煮込む。
これで完成だ。

出来上がる頃には甘い匂いが、台所に充満していた。

紫が待ちきれない様子で体を揺らす。
肩車をしている状態なので表情は分からないが、
きっと物凄く興奮した表情をしているのだろう。

「あんまり暴れないでくれよ? 
 そんなに慌てなくても、いい子にしてたらちゃんとうどんは出来上がるから」

「わかったわ、おじ様。でもゆかりとってもおなかがへってるの」

「さっきは少しって言ってたじゃないか」

「おなかがへって来たの! もぅ、レディになんども同じことをいわせないでよ!」

ぽかぽかと霖之助の頭を叩く紫を無視しながら、
霖之助は出汁と麺を湯がく湯の準備をする。

出汁は小魚の干物をベースに、みりんや塩、
薄口醤油で味を整え、一煮立ちさせるとそこで火から離す。

出汁が完成すると今度は急いで麺の方を茹でる。
沸騰したお湯に、少量の塩を落とすと、麺をほぐしながら湯の中へと入れる。

麺が一箇所で固まらないように、そして混ぜ過ぎないように注意深く茹でる。
湯で時間が短いと半分生のうどんになるし、長いと伸びてしまう。

絶妙な時間加減を見つけ、そこで湯から上げた。

用意しておいた二つのどんぶりに麺を分けると、そこへ温かい出汁を注ぐ。
そして上からお揚げを乗せると完成だ。

好みでネギを乗せてもいいのだが、紫が苦手だというので載せなかった。

霖之助は二つのどんぶりと箸をおぼんに乗せると、
今度は茶の間へ向かい、中央にあるちゃぶ台におぼんを降ろした。

「さぁ、食べるよ」

「うん、いただきます!」

しっかりと両手を合わせて挨拶をする紫を霖之助は頭を撫でて褒める。
こうした事は当たり前だが、当たり前の事を褒めてやらないと、
子供はそれが当たり前の事として認知出来ない。

これは大事な事だ。
魔理沙の時もこうして、いただきますの時に頭を撫でて褒めたりした。

「ひゃん、くすぐったいおじ様~」

「しっかりと挨拶が出来て偉いね、紫ちゃん」

「らんがね、いっつもあいさつをするように言うの。
 だからあいさつしたのよ? んっ、おじ様の手、きもちいい」

「それはね、君が良い子だからだよ。
 さぁ、早く食べようか。冷めたり伸びたりすると美味しくないしね」

「うん!」

一本ずつ箸で摘み、口で息を吹かけながらうどんを口に運ぶ様子は、見ていて微笑ましい。
ここで霖之助はハッとした、いつの間にか自分の口元が緩んでいる事に。

彼女と居るのは疲れるだなんて思っていたが、
そんな事を思いつつ、心の奥でこの状況を楽しんでいたようだ。

ずっとずっと昔、魔理沙がまだ小さかった頃の繰り返しみたいで、
いつしか霖之助はこの懐かしい状況を楽しんでいたのだろう。

「美味しいかい?」

「うん! おじ様が作ってくれたからとっても美味しい!」

「ありがとう。作り手にとって喜びの言葉は何よりも嬉しい事なんだ」

「おじ様はなんでもできるのね」

「何でもは出来ないよ。僕が出来るのは僕に出来ることだけさ」

「? おじ様の言うことむずかしくってよく分からない」

「いいんだよ、僕の言う事なんか分からなくても」

「えーやだやだ! ゆかりおじ様の言ってること分かるようになりたい!」

「どうして?」

霖之助は怪訝そうにそう聞く。
すると紫は溢れ落ちそうな笑みでこう答えた。

「あのね、あのね! ゆかりはね! おじ様のことがだいすきだから!」

Comment

ロリィな紫様=「ゆかみゅん」ですね、わかります。
  • by:
  •  | 2010/06/22/10:16:27
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#No title
元気を沢山貰った。
もう仰山貰った。
おかげで雄叫びが上がった。
その雄叫びに当てられて、全米が『………テレるぜ、こんちきしょう』した気がする。

―――ゆかりちゃんを、本気で抱きしめたい・・・

つまりはじめましてと、素晴らしいゆかりご飯をありがとうこざいましたをば。
  • by:j
  •  | 2010/06/25/01:53:44
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脳内再生されてリアルに鳥肌立った。
ババァ無理すんn(スキマ
  • by:
  •  | 2010/10/06/10:48:03
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#No title
作者は病気。
ただし自分と同じな。
病名「ロリk(スキマ
  • by:
  •  | 2011/03/06/19:14:13
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なんか「ずっとずっと昔、魔理沙が小さいころ~」のくだりのせいで実は数十後の幻想郷で結界を維持するため紫が力を使い果たし幼くなったとかいう想像をしてしまった(^-^;
  • by:ロストナンバー
  •  | 2011/10/25/20:58:33
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