十四朗亭の出納帳

アニメの感想、ゲームホビーの感想など 作品のジャンルにこだわらず書いていく予定です,SSとか書いてます

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十四朗

Author:十四朗
(じゅうしろう)と読みます
ロボとか好き東方も好き
趣味の守備範囲は日々拡大中
東方の霖之助SSが主流です
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愛々傘 それから

kogasa3.jpg


拝一樹さんに『愛々傘』のイメージイラストを描いていただきました。

挿絵と言うよりは二人のその後と言った感じのイラストです。

私もそれにあわせて短いお話を書いてみました。


『愛々傘 それから』

霖之助、小傘






ぬかるんだ大地を踏みしめ、小傘と霖之助は歩く。
互いが互いを気遣いながら、一つ傘の下身を寄せ合いながら、
二人は歩いていた。

特に目的が有る訳でもない。
どこそこへ行くという目的も、当てもない、ただの散歩。

「店主さん」

「ん、何だい小傘?」

「この次の雨が降った時も、その次の雨も、その次の次の雨も………
 ずっと私を使ってくれるよね?」

「勿論だとも」

隣を歩く小傘に、霖之助は優しくそう応えた。
その言葉に小傘は「うん、ありがとう」と言って満面の笑みで答えると、
霖之助から借りている彼の上着の袖をパタパタと上下させた。

色んな言葉に一喜一憂する彼女が面白い。

小さな失敗に足を取られて転んでしまうような彼女に手を差し伸べてやりたい。
顔をくしゃくしゃにして泣く彼女をそっと胸に抱いて、その泣き顔を笑顔にしてやりたい。

もう彼女に、一人ぼっちでいる孤独感を与えたりはしない。

霖之助は胸にそう誓うと嬉しそうな小傘を見て、自分も少しだけ頬を緩めた。

こんな雨の日には不釣り合いな、楽しそうでいて、満足気な微笑を。

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